部分リノベーションシンプルモダンナチュラルモダン和モダン二世帯住宅店舗長岡エリア

お客様も自分たちも使いやすく。ご夫婦がもてなすくつろぎの民宿リノベーション|魚沼市|民宿休み場

——今回の改装に踏み切った背景をお聞かせください。

(奥様)私たちはもともと東京の飲食店で働いていたのですが、10年ほど前、結婚を機に民宿を営む私の実家へUターンすることにしました。現在は両親から事業を受け継ぎ、私たちが中心となって切り盛りしています。

50年前、民家だった建物を泊まれるように祖父母が改築し、両親が跡をついでからも増改築を繰り返してきました。その中で、空間のつながりや動線が複雑になってしまい、お客様も私たちも使いづらさを感じていました。

——具体的には、どんなところが使いづらかったのでしょうか。

(ご主人)デザートを準備する部屋が一番奥にあり、広間から離れていたので、1階の端から端へ移動しなければなりませんでした。またお客様用トイレの場所が分かりにくく、デザートを運んでいる途中に声を掛けられることも度々ありました。

(奥様)古かった浴室も変えたかったところですね。特にひとつは1人用かと思うほど狭く、私たちからしても宿泊施設のお風呂とは思えませんでした。



以前のお風呂場のひとつ。昔の一般住宅を思わせる小さな湯船がついていた。

(ご主人)ドリンクの冷蔵庫が厨房の外にあり、注文が入ってもすぐ取りに行けませんでした。勝手を知っているお客様の中には、一言声を掛けてご自分で持っていく方もいらっしゃり、東京で働いていた頃の感覚では考えにくい状況でしたね。

——お客様用とプライベートが分かれていないつくりも問題だったと伺いました。

(奥様)お客様が使う動線と家族が生活で使う動線が混在していて、「民宿の中に家族が暮らしている」ような状態でした。ドアを開けた瞬間にお客様とばったり出会うこともあり、思春期の頃は特に嫌だった記憶があります。同じ思いを息子にさせたくなかったので、今回の改装では必ず分けたいと考えていました。

(ご主人)家族の茶の間の位置も悪かったんですよね。厨房の奥にあったため、営業中であっても厨房を通る必要がありました。また真上が客室だったため、夜は声が響かないよう気をつけて話さなければなりませんでした。



厨房の奥にあったご家族の茶の間。プライベートな場所なのに仕事場と隣接しており、気を遣わなければならなかった。

——ディテールリノベを検討したきっかけは何でしたか。

(奥様)最初は3年後くらいを目指して少しずつ準備するつもりでした。どんな業者があるのか探し始めた時、インスタグラムでディテールさんを知ったんです。「まずは相談してみよう」と問い合わせをしたのが始まりでしたね。

(ご主人)他の会社にも問い合わせしましたが、山奥という立地に加え店舗併用住宅という特殊なつくりだったためか、具体的な話まで進みませんでした。それでも丁寧に相談に乗ってくれたのが営業の五十嵐さんでした。

(営業:五十嵐)間取りの相談を月に1度進めている中で、翌年の法改正によりご希望の間取り変更が難しくなる可能性がありました。そのため、工事をするなら早めに動いた方が良い、ということをお伝えしました。

(奥様)今振り返ると、3年も我慢できなかったと思います。むしろ背中を押してもらえたように感じますね。

——広間のデザインで、お伝えしたご要望をお聞かせください。

(奥様)欄間と飾り戸は残したいこと、そして山の景色を眺められる大きな窓が欲しいことをコーディネーターの反町さんに伝えました。もともと使っていたテーブルと椅子を使いたいと考えていたので、その点も含めて全体をまとめていただきました。



再利用したカウンター上の飾り戸。生まれ変わった広間の中で先代の想いが受け継がれていく。



ご要望のあった景色を眺める窓。四季折々に色づく山を広間から一望できる。

——新しくカウンター席もできましたね。

(ご主人)おひとりで来られるお客様のために、と五十嵐さんからの提案なんですよ。おかげ様で1名様のご予約もいただけるようになりました。

(奥様)私たちも4人掛けのテーブルに1名様をご案内するのはもったいないと思ってしまいますが、カウンター席だったらちょうど良いんですよね。お客様としても、複数人のお客様の間に挟まれてしまうと居心地悪く感じてしまうのではと思いますし、お互いにとって良いスペースを提案していただけたと思います。

(ご主人)景色を楽しみながらゆっくりお過ごしいただけたらと思います。私たちにはなかったアイディアでしたので、ありがたかったですね。



おひとりでも気兼ねなくお食事を楽しめるカウンター席。

——もうひとつ、レジカウンターができたのも大きく変わったことですね。

(ご主人)以前はここにすりガラスの引き戸があり、厨房への出入り口になっていました。お客様からスタッフに声を掛けるにはこの扉を開けなければならず、勇気がいることだったと思うんですよね。

(奥様)常連のお客様は抵抗なく開けていたように思いますが、私たちにとってはその状況がストレスだったんです。



向かって右側にすりガラスの引き戸があり、直接厨房とつながっていた。

改装後は厨房と広間をちゃんと仕切りながらもカウンター越しに会話ができるようになりました。お料理を出し終わった後で追加注文したい時など、お客様にとっても声を掛けやすくなったと思います。

(ご主人)カウンター下の食器棚も五十嵐さんからの提案で、いまでは欠かせないほど活用しています。

(営業:五十嵐)飲食店のつくりを参考に、配膳が終わった後の棚があると便利なのではと思い、提案させていただきました。

(ご主人)カウンター幅にゆとりがあるおかげで、厨房側にはホワイトボードもつけることができました。ドリンクの注文を書き留めて置けるので、管理がしやすくなりましたね。

——カウンターの隣側から厨房に出入りできるようにしたのですね。

(営業:五十嵐)以前床の間があった場所ですね。扉を設けて広間と区分けしています。扉のすぐ内側にドリンク冷蔵庫を配置し、扉を開けても広間から見えないよう工夫しています。

(奥様)以前は厨房から遠いうえに、お客様が取りに行ける場所にあったのが問題だったんですよね。いまはバックヤード内に、しかも動線上に置かれているので本当に使いやすいです。



以前床の間があった場所にドリンク冷蔵庫を設置。カウンター裏側には食器棚やホワイトボードを置き、使いやすくなっている。

——デザート用のキッチンも厨房の隣になり、配膳しやすくなったのではと思います。

(ご主人)そうなんです。厨房の奥にあった茶の間をデザート用のキッチンとパントリーにして、調理場をまとめていただきました。

(奥様)パントリーができたことで収納場所がまとまり、買い出し後の片付けが格段に楽になりました。以前はあちこちに分散していたので、買い出しは1日がかりだったんですよ。今は半分ほどの時間で終わるのでとても助かっています。



以前茶の間だった場所がデザート用のキッチンとパントリーに。

——改装後に新しく始めたことはありますか。

(ご主人)レジカウンターに物販コーナーを始めました。以前は商品を置く場所自体がなく諦めていましたが、改装したらやってみたいと思っていたんです。お酒やお菓子を置いていて、コンビニのレジ横のように気軽に手に取っていただければと思っています。

(奥様)それから2階の休憩スペース。これも五十嵐さんからいただいた提案なんです。本やドリンクも置いていますので、ゆったりとくつろげる空間になっています。ソファで寝てしまう方もいるほど、お客様から「落ち着く」と好評なんですよ。

(営業:五十嵐)ご両親のお部屋の一部を休憩所にさせていただきました。以前はお客様用洗面スペースと壁で仕切られていましたが、2つの空間をつなげて出入りできるようにしました。解体すると同じ2階でもフロアの高さが違うことが分かったため、段差を設けることに。実際の建物を見ながら図面を調整していきました。

(奥様)予算も踏まえつつ、柔軟に対応してもらえて助かりました。変更しても違和感のない仕上がりで、安心してお任せできました。



新設した休憩スペース。隣室よりもフロアの高さが低かったが、段差を設けて調整した。

——プライベートでも変化があったようですね。

(奥様)住居エリアにいればお客様と鉢合わせることがなくなり、プライベートが守られるようになりました。息子も友達を連れて来れるようになり、中には「泊まりたい」と言ってくれる子もいるんですよ。

(ご主人)私たちの特殊な生活スタイルを理解した上で、これらの提案していただけたので、すごくありがたかったですね。

——最後に、心境の変化と今後の意気込みをお聞かせください。

(奥様)以前の古い建物では、宿泊の問い合わせがあっても正直、素直に喜べなかったんです。

(ご主人)SNSで見栄え良く見せても、実際に来てがっかりされたらと思うと不安があり、お店の発信も消極的になっていました。新しくなってからは胸を張って宣伝できるようになりましたね。

(奥様)先日はテレビや新聞にも取り上げていただいたんですよ。以前なら断っていたと思いますが、今では前向きにお受けしています。ぜひ泊まりにいらしてほしいと、心から思いますね。

 


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・1階床面積224.8㎡ 2階床面積240.9㎡ 3階59.5㎡ 延床面積525.3㎡
・民宿部分施工面積 1階118.4㎡ 2階17.4㎡

#管理番号:14021261
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