――住まいを新しくしようと思ったきっかけをお聞かせください。
(ご主人)子どもたちが小さい段階で自分たちの人生設計を考えたとき、家が欲しいと思ったのがきっかけでした。当時は新築も考えていて、実家の敷地内に建てることも検討していました。
――ではなぜご実家をリノベーションしようと?
(ご主人)両親2人で住むには大きすぎるので、数年住んだらどうしようか、と父から相談を受けていたんです。高気密・高断熱などこだわって建てたと聞いていたため、他人に渡してしまうのなら自分たちが受け継ごうと思いました。
――具体的にはいつまでに建築したい、とお考えでしたか?
(ご主人)計画当時は県外に住んでいて、子どもたちの物心がつく前には私の地元に帰りたいという思いがありました。保育園から周りの環境に馴染めるよう、入園前には新しい生活を始めたいと考えていました。
――お住まいが県外だった中で、どのような施工会社を検討されたのでしょうか?
(ご主人)全国にあるハウスメーカーも視野に入れつつ、コミュニケーションの取りやすさも考えて、地元の工務店も探しました。検討したのはディテールさん含めて3社。新潟の工務店さんと打ち合わせする時は、全てリモートで行いました。
――ディテール・リノベを選んでいただいた理由をお聞かせください。
(奥様)デザインですね。施工事例の写真を見て、自分たちの思う色使いやイメージに近づけられると思ったからです。プランから施工管理まで全て1人で担当するのではなく、チームであればアイディアも出やすいのでは、と期待しました。
(ご主人)施工事例を見比べたり、担当者から話を聞いたりする中で、3社それぞれの特徴が見えてきたんです。客層や担当者の年代も踏まえ、自分たちに合っていたのがディテールさんでした。
また、リモートでの打ち合わせがスムーズに進む雰囲気だったのも、理由のひとつです。実際に最後まで全てリモートでしたが、最初から手際の良さを感じました。担当者に初めてお会いしたのも、着工約2ヶ月前、契約完了した後だったんですよ。
――リモートだけの打ち合わせに、不安はありませんでしたか?
(ご主人)インフラ体制が整っていると感じたので不安はありませんでしたね。出掛ける準備や移動などの時間短縮にもなるので、むしろ楽。データのやりとりを不足なく行えれば問題ないと感じていました。
(営業:五十嵐)建物の資料が全部残っていて、使われている材料や構造を把握できたので、こちらとしてもありがたかったですね。ある程度既存の住宅性能を生かしたリノベーションだったこともあり、リモートでも不足はありませんでした。
――次に、前の家で不便を感じていたこと、新しい住まいに期待したことについてお聞かせください。
(ご主人)前のキッチンは壁付で、リビング側に食器棚がついた配置。母から調理しにくかったと聞いていたので、対面にしようと思いました。
(奥様)それとパンやお菓子作りができるように、作業スペースを確保したいと伝えました。といっても元々の広さも限られているので、考えたところ。ギリギリまで広く取れるように、メーカーにもこだわりました。
(ご主人)ミーレの食洗機も入れたいと思ったので、ある程度メーカーが絞られたんですよね。妻好みのきれいめなデザインを考えて、クリナップのステディアを選びました。
――細かい部分まで勉強されたように感じますが、ご自身でも積極的に調べたのでしょうか?
(ご主人)住んでいたアパートの近くにショールームが揃っていたため、何度も見に行って話を聞き、じっくり検討することができました。
――リビングについて。前は大きな出窓とL字の造作収納が特徴的でしたが、すっきりと広い空間になりましたね。
(奥様)そうですね。印象をガラリと変えたかったので出窓をなくし、小さいものにしてもらいました。
(ご主人)造作収納の上には吊り戸棚もありましたが、特に使われていなかったんです。造りつけだから動かせないですし、他の物も置けない。圧迫感もあったので撤去してもらい、開放感に変えました。
――ランドリーとお風呂場について。前とは入れ替えた配置になりましたが、どんな理由があったのでしょうか?
(ご主人)前は一坪程度のスペースに洗濯機と洗面台があり、狭い上に使いづらかったんです。スペースがもう少し広ければ洗濯もやりやすいのに、と思っていました。
今ではカウンターを広く取り、収納棚も充実。使い勝手の良い空間になりました。ランドリーを外側にしたのは、洗濯物を干す時外に出やすいと思ったからです。
(奥様)そうするとお風呂場が内側になるので、着替える時にドアが開いていると、LDK側から見えてしまう危険がありました。子どもに開けられてしまうのが一番心配でしたが、チャイルドロックをつけることで解決。家事動線を優先させた配置となりました。
――玄関について。使い勝手もデザインも、生まれ変わったように感じました。
(営業:五十嵐)玄関が一番悩まれて、何度か変更されたところですよね。シューズクロークをどうするか、玄関とホールの間に扉をつけるか、など。空調を考えると扉をつけたいけれど、オープンな形にしたい、というご希望もあったので、ガラス戸を提案させていただきました。
(ご主人)リビングの暖気を逃さず、2階にも届くように、と思ったんですよね。前はホールとリビングの間に扉がありましたが、そちらは撤去してもらいました。実際、リビングのストーブ1台で2階の部屋まで暖かいので、2階のエアコンはほとんど付けることはないんですよ。
――階段の手すりが腰壁ではなく鉄骨なことも、暖気が上がりやすい理由なのかもしれませんね。
(営業:五十嵐)もともと腰壁で、そのまま残そうかという話もあったんですよね。玄関側を見せるようなタイプにしようか、という話から鉄骨に作り替え、開放感も出しました。
(ご主人)空気だけでなく光の通りも考えたんですよね。階段を上がったところにある南側の掃き出し窓からしっかり光が入るのに、腰壁が多くなると暗い雰囲気になるのでは、と思ったから。空気と光、両方の通り道を考え、鉄骨を選びました。
――全体のデザインは、どのようなイメージから決めていきましたか?
(ご主人)実は私と妻の好みが少し違ったんですよね。私は無骨さがある雰囲気が好きで、妻はきれいめが好み。全体的には妻の好みを反映しつつ、エッセンスとして無骨さのある木のアクセントを取り入れて、うまくまとめてもらいました。
――では玄関やストーブの木の壁は、ご主人のこだわりで?
(ご主人)デザイン違いですが、どちらもミラタップ(旧サンワカンパニー)のバンピーウッド。東京にあるサンワカンパニーのショールームにいき、実物を確認して決めました。最初はL I X I Lのエコカラットを提案していただきましたが、やはりペレットストーブと木の組み合わせは譲れませんでした。
(営業:五十嵐)前は防火必須の薪ストーブだったため、窯業(レンガ)が使われていました。今回ペレットにしたので制限が緩和され、木の壁でも施工可能になったんです。ただし木は乾燥や収縮が起こりやすいので、ご理解いただいた上で施工させていただきました。
――カウンター隣のルーバーも良いアクセントですね。
(ご主人)ルーバーは当初からどこかに取り入れたいと思っていたんですよね。子どもが勉強している姿をキッチンから見ることができるし、コミュニケーションが取りやすいと思いました。
――暮らしてみてから気づいた、取り入れて良かったことをお聞かせください。
(ご主人)階段に足元灯つけたのが良かったですね。夜中、妻が授乳のために1階に降りていくのですが、頭上の照明だと明るすぎて目が覚めてしまい、眠れなくなってしまうと思ったんです。足元灯の明るさがちょうど良くて正解でした。
(奥様)それに気づいたのも、もともと主人が前の家で感じていたからなんですよ。
(ご主人)前は1階にしかトイレがなかったので、夜階段を降りる時は廊下の電気を全てつけないといけなくて。その後寝つきが悪くなったのを覚えていたんです。
――2階にトイレを新設されましたが、中に広めの洗面台がつきましたよね。
(ご主人)アパート暮らしの時に家族全員で病気になり、隔離するには水まわりの動線を分けた方が良いと学んだので、しっかりしたものをつけてもらいました。2階で使っている加湿器の水を補充するのにも便利で、日常的にも重宝しているんですよ。
――最後に、新しい住まいでやりたいこと、楽しみにしていることをお聞かせください。
(ご主人)暖かくなったら庭いじりしたり、夏はデッキで夕涼みしたりしたいですね。子どもたちも外でのびのび遊べればいいなと思います。
(ご主人)あとはリビングに下地を入れてもらったので、飾り棚を設置しようと思っています。これから思い出を作っていって、写真など飾れるものが増えたらいいですね。
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・延床面積:50.2坪・敷地面積:143.3坪
【間取り】
#管理番号:14184749
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