フルリノベーションヴィンテージモダン長岡エリア

子供たちが駆け回れる広々リビング|見附市|Y様邸

——今回手がけたリノベーション物件(Y様邸)の特徴を教えてください。

(営業・設計)Y様邸は、奥様のご実家を活用したリノベーションです。もともと2階に住居と長年使われていなかった工場があり、その工場部分を住居に取り込むかたちで全体を住空間にしました。1階はガレージになっていて、外階段を上がって工場と住居に分かれて入るかたちになっていました。



リノベーション前の建物。向かって右側が居住スペース、左側が工場だった。



外階段を上り切ったところで入口が分かれていた。

——リノベーションを考えたきっかけは何だったのでしょうか?

(営業・設計)奥様のご兄弟が隣に新築住宅を建てられたことが大きなきっかけだったそうです。もとの住居スペースだけでは、お子様3人と暮らすには手狭で、広い工場跡を活用できないかとご相談いただきました。

——特にどのような点に窮屈さを感じていらっしゃったのですか?

(営業・設計)以前は3階に事務所だった部屋がありましたが、実際に使えるのは寝室1部屋だけという状況で、お子様3人には部屋数が不足していました。そのあたりの不便さをなんとかしたいという思いが強かったようです。

——新しい住まいに求めていたことはどんなことでしたか?

(営業・設計)ご要望としては、「広いLDKにしたい」「暑さ寒さを感じず快適に暮らしたい」「見た目もかっこいい家にしたい」というお話がありました。また、お子様たちが学校から帰ってきて、ランドセルを置いたり勉強したりできるスペースをつくってあげたいという想いも聞いています。

——設計を進めるうえでのポイントは?

(営業・設計)まず、工場跡の広い空間をそのままLDKに活用することにしました。ただ、以前は外からしか工場部分に出入りできなかったので、室内からつながるように動線を新たに計画しました。リビング側から外へ出入りすることはないので、以前の出入り口は塞いでいます。



リノベーション後の玄関ポーチ。工場の出入り口だったところは塞ぎ、外からの出入りは玄関ドアからのみとなった。



玄関ホールからLDKへの動線。以前工場部分だった空間へ、こちらから出入りできるように。

——ご要望の実現に向けた工夫はどのようなものでしたか?

(営業・設計)レイアウトの自由度が高かった分、プランがなかなか決まらず、ご自身でもいろいろと考えておられました。たとえば「方流れ屋根のロフトをつくる」という案も出たのですが、詳しくヒアリングしていくと、「収納を増やしたい」「書斎も欲しい」といったご希望があったので、ウォークスルー収納や書斎を提案しました。結果として、ロフトよりも使いやすく、無理のない動線が実現できたと思います。

——お子様のスタディコーナーには、どんな工夫を?

(営業・設計)スタディコーナーは天井まで壁で仕切らず、上部を開けた半個室のようなつくりにしました。キッチン側からお子様の様子が見えるように、あえて少し壁を低くしています。圧迫感を軽減するためにサンルーム側の壁上部にも開口を設け、内窓をつけることで光が届くようにしました。カウンターも広めにとっていて、ランドセルや教材をしっかり置ける仕様です。



半個室のような子どもたちのスタディスペース。キッチン側をあえて低くし、家事をしながら子どもたちの様子を見守れるように工夫している。

——書斎の配置にもこだわりがあったとか。

(営業・設計)はい、できるだけ静かに集中できるように、LDKのバックスペース側の角に書斎を配置しました。とはいえ、キッチンからも近いので、飲み物を取りに行ったりするのにも便利な位置です。ほどよくこもれて、ほどよく生活とつながっている場所ですね。

——水まわりはリフォーム済だったそうですね。

(営業・設計)お風呂とトイレはすでにリフォームされていたので、その配置は変えずに活かすことにしました。もともとLDKだったスペースを寝室とウォークインクローゼットに変更し、隣の洗面脱衣室と行き来できるように配置。家事がしやすい動線を意識しました。洗面脱衣室にも棚を設けて、ゆったり使える空間に仕上げています。



リノベ前はキッチンだった場所が…



壁をなくし、広々使える洗面脱衣室に。収納棚も設置し、ぐっと使いやすくなった。



洗濯物が乾いたらそのままウォークインクローゼットへ掛けられる家事楽な配置。寝室ともつながっており、廊下を含めた回遊動線となっている。

——内装デザインのイメージについて教えてください。

(コーディネーター)全体としては「ダークでかっこよく」というのがテーマでした。黒を効果的に使って空間を引き締めています。



ダークトーンで統一したLDK。子どもたちが駆け回れるほど広々とした空間に生まれ変わった。

——LDKはどのようにまとめましたか?

(コーディネーター)キッチンの壁に黒いクロスを使い、パントリーへの扉も黒でそろえるなど、お施主様のこだわりが反映されています。そこにウッドブラインドを合わせることで、全体のトーンに統一感を持たせました。ダークな印象の中にも温かみが感じられる空間になっていると思います。



キッチンの黒いクロスと扉はお施主様がこだわって選んだもの。ウッドブラインドで落ち着いた雰囲気に。

——書斎の入口には遊び心を加えたそうですね。

(コーディネーター)はい、パントリーから書斎に入る入り口部分に、山型の下がり壁をご提案しました。ちょっとしたアクセントになりますし、空間の区切り方としても楽しい仕掛けになったと思います。



キッチン裏の大容量パントリー。書斎とつながるバックヤードに遊び心ある下り壁を採用。

———今回のプロジェクトを振り返って、印象に残っていることはありますか?

(営業・設計)元は住居兼作業場という建物で、長く使われていなかった作業場を住居として生まれ変わらせることができました。もともと手狭で使いづらかった空間が、家族みんなで快適に過ごせる住まいになり、特にお子様たちが思いきり遊び回れるようになったのは、私たちにとっても嬉しい成果でした。

 


施工事例を詳しく見る

 


 

・延床面積:84.0坪
・施工面積:44.0坪

#管理番号:7789519
#ヴィンテージモダン #カフェ・カリフォルニア #インナーガレージ #リフォーム・リノベ #ベーシック #モノトーン #スタイリッシュ #家事がラク #子育てしやすい #共働き世帯に配慮 #収納充実 #料理を楽しむ #こだわりの外観デザイン #こだわりの内観デザイン #建築家と建てた住宅 #おしゃれ #開放感 #落ち着き #かっこいい #クール #ハイセンス #ラグジュアリー #シャビー #男前 #オープンLDK #スキップフロア #インナーガレージ #畳スペース #書斎 #家事スペース #スタディールーム #ギャラリースペース #キッズスペース #スタディカウンター #リビング収納 #ワークスペース #ファミリーライブラリー #24時間換気システム #子供部屋 #ニッチ #ルーバー #インナーバルコニー #2階リビング #オープンキッチン #アイランドキッチン #ウォークインクロゼット #シューズインクロゼット #パントリー #階段下収納 #ランドリールーム