こんにちは。
新潟のリフォーム・リノベーション専門店「ディテール・リノベ」新潟支店 カスタマーサービスの穗苅です。
「夏型結露」とは?高性能住宅の結露対策
今年も梅雨の季節がやってきます!
これからでも出来る高性能住宅の結露対策をご紹介!!
私事ですが、念願だったマイホームを昨年持つことが出来ました!!
マイホームを求めるとき皆様も色々な思いがあり、決意され、ご購入頂いたと思います。
私もマイホーム購入の際、考えていた事が「間取りやデザイン」のことも、もちろん考えましたが、先ずは毎日の『快適な空間と家を長持ち』させる事を一番に考え計画致しました。
住宅性能にまつわる「等級や制度」も色々あり、国からの補助金も受ける事が出来るため、高性能住宅を選ばれる方が多いと思います。
しかし、高性能高断熱化が進むことにより、目に見える表面結露は改善されたが、冬場だけではなく夏場の内外温度差が大きくなることで『夏型結露』の発生も増えてます。
結露というと今までは冬の窓ガラスなどに多くみられる症状だったと思われます。
イメージしてみてください!
夏の室内で冷えたガラスのコップについた水滴を!!
あれがまさに壁内や外壁内部で起きていることがあり、内外温度差による結露です。
結露する事で家やお住いになっている方たちの健康被害に及ぶこともありますので、是非こちらをみて頂き対策してみてください。
◆夏型結露パターン1
これからの季節、室内はエアコン等で涼しく、かたや室外では高温、高湿となり室内の空気は低温、低湿となり外の水蒸気が壁内へ接触すると壁内の空気が露点に達する事で結露してしまいます。
対策としては、エアコン等で室温を必要以上に下げすぎず、外気温との差を設けすぎないことが重要です!
湿度状況にもよりますが、目安は5~6℃として室温を保つようにエアコンを調整してみてください。
温度設定変更や三菱エアコン製品にもよりますが「ムーブアイ」、「風向きスイング」など設定してみてください。
例)夏場の外気温30℃なら24~25℃設定
※人により快適な状態が違いますので目安として参考にしてみてください!
◆夏型結露パターン2
日射により壁内の木材などが高温になり、水蒸気が大量にあれば、水分による結露が発生してしまい壁内に侵入することもあります。
※木材が乾燥材であれば結露する時間が短いため、まったく問題ない程度です。
◆夏型結露パターン3
小屋裏部屋でのエアコンを運転する事で、屋根面に近い方が外壁面より日射温度が高く、温度差が生じやすく結露を発生しやすくしてしまいます。
対策としては、小屋裏部屋を冷えすぎないようにして冷気が日射の強い時間帯の高温になる南、西面の内壁面の壁に直接あたらないように壁内の水蒸気により結露しにくくしましょう。
※エアコン温度設定変更や三菱エアコン製品にもよりますが、「ムーブアイ」、「風向きスイング」など設定してみてください。
結露について
結露は空気に含まれる水蒸気が空気とともに低温部に移動して露点して発生することが多いです。
空気に含むことが出来る水蒸気の量は温度により決まっています。
例)気温25℃で1㎥/約23g(大さじ1.5杯分)
木造住宅において結露は大敵です!
木部が常時湿っていると木材腐朽の原因となり蟻害を誘発、カビや細菌繁殖を促しアレルギーや疾患につながる可能性がある為、結露を抑えることが『快適な空間と家の長持ち』につながることとなりますので、『夏型結露』のことも片隅において、生活してみて頂ければと思います。
弊社ホームページのメンテナンス情報も参考にしてみて頂けると幸いです。
ご視聴頂きありがとうございました。